Цагаан Сар(ツァガーンサル)後編

と言うことで、旧正月の後編です。

前編で料理とかそんな感じのことを書いたので後編はしきたりみたいなものを書いてみます。

まずは日本の鏡餅と似たようなものですが、ヘビィンボーと呼ばれるパンで出来た物を飾ります。

このヘビィンボーは長方形をしているので三角形状に並べて積み上げていきます。
三角形の一辺が幸せ、一辺が悲しみ、一辺が幸せ、を表していて、3の倍数(必ず幸せ)で終わるように重ねていくそうです。
そして、ヘビィンボーの高さは、1段で10歳、2段で20歳という風に数えるそうで家長の年齢で変わるようです。
上の写真だと、家長のお父さんが50台なので5段(15個使用)となるわけです。
モンゴルでは白い物は神聖な(良い)物と考えられているので、ヘビィンボーも例外なく砂糖とか羊のバターと
言ったものをメインに飾り付けをしています。

モンゴルでも今年1年間の運勢を占う習慣があるようで、大晦日に来年の運勢表みたいなものが配られ、翌元旦の日の出後に運勢表で指定された方向に指定されたお経を唱えながら歩くことで運勢が良くなるそうです。

ちなみに、モンゴル人に私の運勢表を見てもらったところ
今年の属性は水なので、どうも水を使った仕事やらイベントに行くときは要注意だそうです。
夏とか気をつけないと。
で、お祈りは南に歩いてその後南南東の方向から戻ってくる間にとのことでした。

そんな感じで、初日の出を迎えました。
この日は7時41分が日の出でした(さすが北国遅いですね)

初日の出は実は草原で迎えてました。夏の草原も良かったけれども冬の草原も凄く気持ちよかったですよ。
初日の出を見た後は、運勢表の通り、南の方向に歩きながらお経を唱えて、南南東の方向から戻ってきたので今年も1年良い活動が出来ることでしょう。

そんな感じで、前後編2回に分けた旧正月関連でした。

来年のツァガーンサルはデール着用でいきたいと思いますので乞うご期待?
(というか、正月終わってからで何なんですが恐らくデールを今月作ります。)

それでは。また。