GOBIに行ってきました。

まだ本当は夏休みじゃないんですが、6月2日〜12日までの10日間でゴビを1周するツアーに特別に休みの許可を貰って行ってきました。

案内人はご存知、http://skygarden-mn.jpのアルタンにアルタンの親戚のツェツェ・エグチェ(年上の女性に付ける尊称)とビャンバ・アハ(年上の男性に付ける尊称)に我々日本人8名を加えた総勢11名です。

今回の旅行は文字通り、南モンゴル(ゴビ)を1周ぐるりとする旅。
ゴビと言えばそうです。ゴビ砂漠です。
人生2度目の砂漠です。(1度目はサハラ砂漠

途中途中、街(村)には立ち寄りますが基本的には無人の荒野の2台の車で走破。
総距離なんと2800km(日本縦断できちゃいますね)

そんなゴビ旅行の総括はなんと言うか、モンゴルの大自然を大満喫そしてモンゴル人の暖かさに触れ合えました。

大自然に関してはもう言葉では表現できないです。
360°どこを見回しても地平線まで大地が続いてく様はたぶん自分で見ないと判らないと思います。

写真でどこまで伝わるか判りませんが何枚かゴビの写真を。


途中までは舗装道路で快適・快調


ラクダに遭遇。別の場所では、マルチン(遊牧民)の方のご好意でラクダに乗せてもらえました。


これがGOBIです。どうですかね?

他には、ゴビで予想できうる全ての自然災害に遭遇できたような気がします。
竜巻・砂嵐・雹・強風・濃霧・雨
もうこの10日間はまさにインディージョーンズの世界を満喫できました。


砂嵐に飛び込んでいきますよー。

モンゴル人の暖かさは
天候不具合などの理由で当初キャンプを張る場所まで行けないことが多々あったんですが、その時にゲルを見つけたらそこにすみません水などは自分達で用意するので鍋と火を貸して下さいとお願いしたら、寝床まで用意して頂けるってことが多々ありました。
モンゴルは遊牧の民なので昔から旅をする人が訪れたら手厚く御もてなしをするのが遊牧民の礼儀なのだそうです。遊牧生活をしていると外の情報が中々入ってこないので情報収集ができる絶好の機会っていうのもあるかもしれません。

アルタン曰く
「情報収集よりも、お客さんが珍しいから、沢山、話をして遊びたいだけなんだよ」
らしいです。
ちなみに朝までカードゲームとかやってるらしいですよ。
大自然が成せる業って言うやつでしょうかねー。

他にも案内人・ドライバーのツェツェ・エグチェとビャンバ・アハも物凄く個性的な方で面白かったです。
特にツェツェ・エグチェが。
なんていうのかな、ドラえもんで言うジャイアンみたいなキャラといえば判りますか(笑)
モンゴル人女性でもここまで強気な女性は珍しいみたいですけど。
料理も遊びも運転もガイドも何でも出来てしまうスーパーウーマンでした。
旅行中はなんでもツェツェの○○だって言って皆で楽しんでました。

女性人はエグチェに覚えの無い傷を色々と負わされる大変な目にも会ってたみたいですが、それも旅の楽しい思い出ですよね?
あっ。傷って言っても暴力やないよ。
モンゴルの遊びはなんでも全力で!?ということでひとつご理解下さい。

ビャンバ・アハは元軍人という事で、マシーン(モンゴル語で車)を触らせたら天下一品です。
旅行中に何度も車の調子が悪くなったんですがその度にアハが修理修理しながら無事ゴビ1周をすることができました。
あと、おちゃめさんで、井戸があったときに車も洗おうってことになり車を洗ってたら皆に水をかけ始めて途端にみずかけ合戦に早代わりしたり。
誰も遊んでくれなくなると1人でポツンとたたずんでいたり。

もうこの2人に出会えてことで、今度再開した時に少しでもコミュニケーションが取れるように、頑張ってもう一度モンゴル語を勉強しようと思いました。

長々と書いてきましたが、最後に。
道に迷ったときようにGPSを用意していたので、旅行中にこれとあれを組み合わせればこんなものできるんじゃと閃いたのでGPSの値をノートに書きとめて、旅行から帰ってきてこんなものを作成してみました。

ゴビ1周の軌跡(奇跡)
http://maps.google.co.jp/maps?q=http://ragout.lomo.jp/gps/gobi/gobi20090602-12.kml

GPSの値が拠点でしか取得できていないので、直線が目立ちますがそこはご愛嬌ってことで。
でもコレを見るだけでも、モンゴルの南を1周してきたことを理解して頂けるんじゃないですかね??

ちなみに。旅行から帰ってきて選択をしたんですが3回洗濯機で選択しても真っ黒ってどんだけですか?
髪も何度洗っても泡が立たない・・・。
そんな旅でしたが行って大満足でした。

どれでは。また。