珍味ツアー

モンゴルの春は家畜の出産シーズンです。ということで、羊の繁殖をコントロールするために子羊の去勢をするので、ついでに去勢したものを食べましょう。

ということで本日、行ってきました珍味ツアー。
場所は先月にもお世話になったキャンプ地。
1ヶ月でキャンプ地こんなに緑が豊かになってます。

さて、子羊の去勢ですが、最初はおじいさんが1人でやっていて、このおじいさんの手並みは熟練そのものでものの10秒くらいで終わらせていたん
です(当然血もほとんど出ない)が途中から息子?らしき人が手伝い始めたんですが、息子のほうはまだ練度が足りないのか30秒くらいかかってました。それに比例してか出血も結構な量だったりしました。

見学中の男性人は当然ですが少し前かがみ状態に(苦笑)。
こればかりは、さすがに同情してしまう。

子羊の去勢もひと段落した頃、横が騒がしいので見に行くと、羊の解体をしてました。

解体中に他の隊員達と話していたのですが、こう言うのを日本の子供に見せないといけないよねって。
あと、こういう場面で「かわいそう」って言う人間の思考が理解できないと言う話にも。

今の日本では、アジの開き状で、魚は普通に海で泳いでいるなんてことを信じている(そういう現実にしてしまった大人に全ての責任がある訳ですが)子達にこそ、食のありがたみを痛感してもらうにはこういう光景をそっせんして見せるべきなんじゃないかねー。

子羊の去勢よりも解体の方でディープな話でしばし熱いトークが。

ちなみに協力隊員に来るような人間の思考はこんな感じです。
解体中の羊を見ながら、みんな声を揃えて。
「旨そうな肉だよねー」とw
もうね、みんな大好き。
解体もものの20分くらいで終わりました。手際が本当に良いです。そして血をほとんど地面に落とさない技術もすばらしいの一言です。
血を地面に垂らすのは良くないことだと言い伝えられているそうです。
そして、捨てる場所がほとんど無いほど、どこもかしかも色々と有効活用しています。

日本ではまず見ることのできなくなった光景を見れた瞬間に感謝です。

そしてそして、本日のメイン
珍味の試食会です。
ちなみに、珍味にはコラーゲンがたっぷり入っているそうでお肌ツルツルになるらしいです。
モンゴル乾燥地域なので沢山食べなねー。
という事で、珍味登場。

食感はシラスみたいな感じ?で味はそんなにしなかったかな。塩かけて食べたら旨かったです。

コラーゲンたっぷり補給して首都へと戻ってきました。

それでは。また。