声だけで演技できる声優は日本の誇るべきアクターかと。

1億人以上が生活している日本と違い、在留日本人が約500人程しかいないモンゴルにいると思いがけないことを色々と経験できてしまいます。

と言うことで、今回は日本で暮らしていたら(自らその門を叩かないと)まず経験できない声優デビューをモンゴルで果たしてしまいました(笑

と言っても、「オラわくわくしてきたぞ」とか黄色いネズミが「ピ○ー」と叫ぶような、所謂声優の代名詞であるアニメの吹き替えではなく、日本語能力検定(TOEIC/TOEFLの日本語版と思えば良いかと)と呼ばれる試験が改正されて新しくなるそうで、その模擬テストを日本より先駆けてモンゴルで独自に作ってしまえというプロジェクト(JICA関係)から声がかかった次第です。

そうそう、モンゴルにも声優はいるのですが、男性と女性併せて2人しか居ないそうです。

道理で、アニメや海外ドラマを見ていると同じ声の掛け合いしか無いわけだw

同性同士の掛け合いになったらもう大変どっちが話してるのかまったく判りません(笑

という感じで今回の声優デビュー、日本語の試験を読むと言うものですがきちんとしたスタジオで録音しました。

モンゴルにまともな収録スタジオなんてあるのかと声優にではなく、そこに期待して当日収録現場に行ったら・・・

いや驚いた。日本よりは当然設備面では劣ってるでしょうがきちんとしたスタジオでした。

どうです、かなりまともですよね?

マイク2本を使用して収録スタートの前にミキサーさんからヘッドホンを付けろと指示が。

付けて理解。なるほど、そう言うことですか。
声優・ミュージシャンが何故収録中ヘッドホンをしているかの謎が解けました。

収録当初は、当然ですが舞台にも立ったことのない人間の集まりなので、緊張で上手くしゃべれませんでしたが、何回か話していると慣れてきて調子に乗ったとたんに、集音振り切れてるからマイクから離れてと指示がw。

試験問題の収録なので、ゆっくりと正確に読まないといけないので、普通の声優のような感じでの演技力は必要とされませんでしたがもの凄く難しかった。
特に日本語の正確な発言(NHKで話されている発音)は案外知らず。若者言葉が謳歌していることを実感できました。

けど楽しい時間でした。

収録終了まで、気づけば6時間オーバー。
最後はみんな声が疲れてるねとミキサーさんに言われてしまいましたw

それでは。また。